今回は、おすすめの棋書を紹介しよう。
将棋の本が多くてどれを選べば良いかわからないという方はぜひ参考にしてみてね!
以前、私の独断と偏見でつけた棋書ランキングも書いたので、↓も合わせて見てみてください!
今回は、ランキングとかではなく序盤~終盤までのそれぞれの分野でおすすめの棋書を紹介しました。
私が読んでない本も含まれていますが、口コミなどの評価が高いものを厳選して紹介したので、今回紹介したものを買って損したとなることはほぼないと思います。
また、ランキングの時と同じく読者の方の参考になるように本の難易度も記載しました(目安は下記)。
入門…将棋始めたての方~将棋で遊べるようになった方(ウォーズ7級以下)
初級…ウォーズ5~6級、クエスト灰レート
中級…ウォーズ3~4級、クエスト緑レート
上級…ウォーズ1~2級、クエスト青レート
有段…ウォーズ初段~三段、クエスト黄レート
高段…ウォーズ四段~、クエスト赤レート
棋書を読んでさらなる高みを目指そう。
このページは、以下の構成で書いていきます。
入門書
まず、入門書から紹介しよう。
羽生善治のみるみる強くなる将棋入門-5ヵ条で勝ち方がわかる
本の難易度:入門
ハンディー版 スグわかる!まんが将棋入門―ルールと戦法完全マスター
本の難易度:入門
マンガで覚える 図解 将棋の基本 改訂版
本の難易度:入門
入門書は、上記3冊を取り上げましたが、購入するのは内容が被るため、いずれか一冊で十分です。「羽生善治のみるみる強くなる将棋入門」という本が最もオーソドックスな入門書です。下2冊は、漫画形式の本で、取っつきやすく面白いと思ったため紹介しました。
因みに、「羽生善治のみるみる強くなる将棋入門」という本と「ハンディー版スグわかる!まんが将棋入門」の2冊は、私が当時小学生~中学生の初心者の時期に書店で立ち読みをしていて楽しく読めた記憶があるので私のお墨付きです(笑)
最後の本は2021年出版と比較的新しい本で、口コミ点数も高く、試し読みでも良さげだったので、紹介しています。
序盤の本
序盤の本は、戦法別に紹介するぞい。
居飛車の戦法
振り飛車の戦法
その他
- 奇襲戦法
- 浅く広く定跡を知りたい方へ(初心者向け)
角換わり
角換わり 初段の常識
本の難易度:中級~上級
角換わりの新常識 ▲4八金・2九飛型徹底ガイド
本の難易度:上級~有段
神速! 角換わり▲2五歩型 必勝ガイド
本の難易度:有段
現代角換わりのすべて
本の難易度:有段~高段
斎藤慎太郎の角換わり腰掛け銀研究
本の難易度:高段
角換わりの本は、5冊紹介しました。どれも評価が高い本です。
これから角換わりに挑戦したいという方は、角換わり初段の常識がおすすめです。書店で少し見ましたが、内容が易しめの印象なので、級位者の方におすすめです。
私自身は、2冊目の角換わりの新常識(全ては読めていない)しか読んでませんが、4五桂速攻の筋など結構勉強になったので入れました。最新の4八金2九飛型の角換わりを指す方にはおすすめできます。
神速!角換わり▲2五歩型という本は、4八銀型で4五桂と跳ねる変化など速攻の指し方を解説してる本のようです。評価も非常に高く私自身も結構知りたい内容なので入れました(笑)
下2冊は、棋書ミシュラン評価Sで口コミの点数も高かったので入れました。両方内容は、ガチガチで分量も多いです。特に、斉藤慎太郎さんの本は高段者向けの本のようです。試し読みで既に難易度高いのが伝わりました(笑)
相掛かり
本田奎の相掛かり研究
本の難易度:有段
緩急自在! 新型相掛かりの戦い方
本の難易度:有段
相掛かりの本は、上記2冊を紹介しました。どちらも評価の高い本です。
級位者向けの本は?と思われた方にコメントしておくと、相掛かりに級位者向けの本はほとんどありません。相掛かりという戦型自体が、かなり難しく上記2冊でも結論が微妙に違っているようです。
また、相掛かりの本は、私自身も読んだことがありません(アプリで軽く流れを掴んだ程度です)。が、相掛かりを相居飛車の力戦と考えて普通に有段者と互角に戦えているので優先順位的には低いと思います。
そのため、既に有段者でさらに上の高段者を目指したいという方向けの本のみの紹介としました。
矢倉
常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編
本の難易度:上級~有段
規格外の新戦法 矢倉左美濃急戦 最新編
本の難易度:有段
矢倉の新常識
本の難易度:有段
現代矢倉のすべて
本の難易度:有段~高段
矢倉は、ここ数年で固さからスピード志向に大きく形を変えているので、最近の本で評価の高い本に限定して紹介しました。
矢倉左美濃急戦という本は、攻め好きの方におすすめの本です。私は、最新編の方を現在読んでますが滅茶苦茶勉強になります。居飛車党の方は必読だと思います。なぜ5手目6六歩の矢倉が終わって、5手目7七銀の矢倉が主流になったのかもこの本で分かります。
下の2冊は、現代の矢倉と昔の矢倉の違いについて詳しく書かれていて、まだ矢倉は全然終わってないんだということがわかる本です。私は試し読みを軽く読んだだけですが、この先を読みたくなりました(笑)
横歩取り
徹底解明!横歩取りの最重要テーマ
本の難易度:有段~高段
藤森式青野流 絶対退かない横歩取り
本の難易度:有段
横歩取り 後手番の逆襲
本の難易度:有段
横歩取り勇気流
本の難易度:高段
横歩取りの本は、4冊紹介しました。全て評価の高い本です。
「徹底解明!横歩取りの最重要テーマ」という本は、私が学生の時に買っていて今まさに読んでいる本です。最新の横歩取りの全体像がわかる本で目から鱗の筋が多く勉強になります。ただ、結構難しいです(笑)
「藤森式青野流」という本は、口コミで一番分かりやすいと多くの方が言っていたので紹介しました。攻めが好きな方には、おすすめです。
「横歩取り後手番の逆襲」という本は、後手番目線の横歩取りの本です。猛威を振るっている青野流の対策なんかも載っているようです。
「横歩取り勇気流」という本は、著者本人が開発した戦法による研究で、かなり高度な内容が書かれているようです。棋書ミシュランでは、評価Sとなっていました。
右四間飛車
右四間で攻めつぶす本
本の難易度:上級~有段
圧倒的破壊力! 藤森流なんでも右四間飛車
本の難易度:上級~有段
振り飛車を一刀両断! 右四間飛車エルモ囲い
本の難易度:有段
右四間飛車の本は、3冊紹介しました。どれも評価の高い本です。
「右四間で攻めつぶす本」は、次の一手形式の本で私も読んだ本で凄くわかりやすかったので紹介しました。私は、この本を読んで勝率がかなり上がりました。また、そこまで難しくないので級位者の方にもおすすめできます。ただ、この本は少し古いためエルモ囲いではありません。そこが、少しマイナスかもしれませんが、右四間飛車の対振り飛車、対矢倉、中川流右四間を1冊で学べるので右四間1冊目として個人的にかなりおすすめです。また、狙い筋も現在のエルモと変わらないのでエルモにも容易に応用できます。
「藤森流なんでも右四間飛車」という本も評価が高いので紹介しました。こちらは、一般的な定跡書です。問題形式より説明の方が良いという方におすすめです。藤森さんの本には、対雁木があり、中川さんの本には中川流があって一長一短という感じで、中身の本質は変わらないのでどちらも右四間の入門に良いと思います。
「右四間飛車エルモ囲い」という本は、上記2冊よりやや難易度が上の印象があります。書店で立ち読みしましたが、基本的なことはわかっている前提で書かれています。そのため、2冊目以降でおすすめします。一部、後手番目線で棋譜が見にくいというコメントがあったのでそこだけ注意してください。
あと、ここでは、紹介していませんがYouTuberのそらさんという方が右四間の本を多数書かれていて評判が良いので良かったらそちらも読んでみてください。因みに、そらさんは、私のチクビーム戦法を紹介してくれたので感謝してます(笑)
右玉
右玉を指しこなす本 対4八金型編
本の難易度:上級~有段
変幻自在! 現代右玉のすべて
本の難易度:有段
右玉の本は、2冊紹介しました。どちらもかなり評価の高い本です。
右玉を指しこなす本は、今読んでいるところなので、読んだら感想を書きます。
対振り飛車
四間飛車破り
本の難易度:有段~高段
AI時代の新手法! 対振り飛車金無双急戦
本の難易度:高段
全て有段~高段向けの本になってしまいました。級位者の方、本当にすみません。
級位者向けの本も探しましたが、一冊で多数の振り飛車対策を網羅していて良い本というのが見つかりませんでした。
渡辺明の居飛車対振り飛車という本があるのですが、その本は個人的にわかりづらく、内容も中途半端で好きじゃないので紹介しませんでした。
そこで、本ではありませんがどちらかというと居飛車党寄りの私がどのようにして、対振り飛車で有段(ウォーズ、クエスト)クラスまで行ったのか少し書くと、「将棋の定跡」というアプリで概要を掴みました。超速や棒金など主要な変化はそこで覚えました。あとは、後で紹介する振り飛車の本で居飛車側の勉強もしていました。YouTubeも少し参考にしました。
本題の本の紹介ですが、四間飛車破りという本は、書店で見て凄い深い内容で勉強になりそうでした。結構難しいですが読んだら、棋書ランキングにも入る名著だと思います。特に居飛車穴熊編は素晴らしいと感じました。棋書ミシュランでは両方評価Sでした。
金無双急戦の本も評価が高かったので紹介しました。書店でも見てみましたが、内容はかなり難しいです。ただ、パラパラ読むだけでこんな攻め筋あるのかと勉強になったので紹介しました。
中飛車
1手ずつ解説するゴキゲン中飛車
本の難易度:中級~上級
パワー中飛車で攻めつぶす本
本の難易度:上級~有段
中飛車のポイント すぐ覚えてすぐ勝てる11の戦型
本の難易度:上級~有段
振り飛車最前線 ゴキゲン中飛車VS超速▲4六銀戦法
本の難易度:有段
中飛車の本は、4冊紹介しました。全て評価の高い本です。
「1手ずつ解説するゴキゲン中飛車」は、最近の本で評価も高かったので紹介しました。級位者の方からの評価が高いので、これから中飛車を指したい級位者の方におすすめの1冊です。
「パワー中飛車で攻めつぶす本」は、次の一手問題形式の本でサクサク読める本になっています。私もこの本は一部読みましたが主要な変化は全て乗っているので、初段前後の方には、この本がおすすめです。余談ですが、なぜこの本を私が棋書ランキングに入れてないのかに回答すると本の局面に中々ならないためです。ただ、狙い筋を学ぶという意味では良書でした。
「中飛車のポイント すぐ覚えてすぐ勝てる11の戦型」という本も非常に評価が高かったので紹介しました。この本一冊で中飛車の主要変化を学べるようです。
「振り飛車最前線 ゴキゲン中飛車VS超速4六銀」という本は、中飛車の一番の大敵である超速対策の本です。
四間飛車
四間飛車を指しこなす本
本の難易度:上級~有段
角交換四間飛車を指しこなす本
本の難易度:上級~有段
四間飛車の急所
本の難易度:有段~高段(3,4巻は高段)
耀龍四間飛車 美濃囲いから王様を一路ずらしてみたらビックリするほど勝てる陣形ができた
本の難易度:有段
四間飛車の本は、4シリーズ紹介しました。どれも名著と言われている本です。
「四間飛車を指しこなす本」は、次の一手問題形式で進むタイプの定跡書です。この本が、今の指しこなす本シリーズの原点となった本です。難易度は、簡単に見えて指しこなす本シリーズのなかでは、難易度高めです。が、ノーマル四間飛車入門の最高峰の一冊だと考えています。
角交換四間飛車も同じシリーズの次の一手問題形式の本です。こちらの方が自分から攻める戦法なので、個人的にはこちらの方が易しいと感じました。
「四間飛車の急所」シリーズは、結構難しい変化まで書かれている本で、有段者向けです。特に、3冊目以降は、対象棋力が高段だと思われます。
耀龍四間飛車は、最近できた戦法で、美濃囲いを金無双のような形にすると革命が起きたようです。私も詳しく知らないので、あまりわかりませんがかなり面白い本だと思います。
三間飛車
石田流を指しこなす本
本の難易度:上級~有段
緩急自在の新戦法! 三間飛車藤井システム
本の難易度:有段~高段
三間飛車の本は、2シリーズ紹介しました。
「石田流を指しこなす本」は、次の一手問題形式の本です。この本は、私も途中まで読みましたがサクサク読める構成になっていてかなりわかりやすいです。おすすめです。
三間飛車藤井システムの本は、棋書ミシュランで評価Sだったので紹介しました。藤井システムというと四間飛車の戦法ですが三間飛車でも使えますよという本のようで、その違いについて詳しく書かれているようです。
向かい飛車
1冊で全てわかる向かい飛車 その狙いと対策
本の難易度:上級~有段
向かい飛車は、これが名著!という本が無かったので向かい飛車の基本を学べる1冊のみ紹介しました。
この本1冊で主要な向かい飛車の戦い方は、押さえられるようです。
相振り飛車
相振り飛車を指しこなす本
本の難易度:上級~高段(3作目までは上級~有段、4作目は有段~高段)
石田流を指しこなす本
本の難易度:上級~有段
相振り中飛車で攻めつぶす本
本の難易度:有段
相振り飛車の本は、全て指しこなす本シリーズの紹介としました。
1冊選ぶなら、「相振り飛車を指しこなす本1」か「石田流を指しこなす本の相振り飛車編」だと思います。
相振り中飛車で攻め潰す本の存在で、筆者は相振り飛車でも中飛車で戦えるということを知りました(書店で少し立ち読みしただけですが。)。
因みに、相振り飛車を指しこなす本の4作目は、かなり難易度の高い本のようです。
奇襲戦法
これで万全! 奇襲破り事典
本の難易度:上級~有段
創始者直伝! 新嬉野流
本の難易度:有段
奇襲戦法の本を一冊選ぶなら間違いなく、「奇襲破り事典」だと思います。
様々な奇襲戦法の対策~裏をかく手まで書かれていてとても面白い本です。奇襲戦法に困っている方は、必読です。
「創始者直伝! 新嬉野流」という本は、奇襲戦法の代表格の嬉野流の最新型の本で評価の高い本だったので紹介しました。
浅く広く定跡を知りたい方へ
最後に、初心者や級位者の方に向けて浅く広く様々な戦法を解説した棋書を紹介しよう。
将棋の定跡ってアプリで戦法の概要は掴めるからそれでも良いよ!
でも、やはり無料クオリティだから誤字脱字が多かったり解説が不十分だったりもするんだ。
だから、本も紹介するよ!
全戦法対応 将棋・基本定跡ガイド
本の難易度:初級~中級
羽生善治の定跡の教科書
本の難易度:初級~上級
初心者向けの序盤の本は、2冊紹介しました。
両方とも様々な戦型について書かれており、基礎を習得や自分が好きな戦型を選ぶのにも役立ちます。
因みに、羽生善治の定跡の教科書という本は、私も級位者の頃読んだ本です。少し型が古いですが、解説はかなりわかりやすいのでおすすめです。また、最新形を学ぶのはもう少し強くなってからで大丈夫です。
中盤の本
ここからは、中盤の本を紹介しよう。
手筋
「次の一手」で覚える 将棋 序・中盤の手筋436
本の難易度:中級~有段
将棋・ひと目の手筋
本の難易度:初級~上級
「次の一手」で覚える 将棋 序・中盤の手筋436という本は、436問の次の一手問題集です。この本では、様々な手筋を学ぶことができます。また、実戦形式の問題で居飛車、振り飛車という戦型も様々なので将棋の自力、総合力を養える一冊となっています。中盤で指し手が分からなくなってしまう方や力負けをしてしまうという方には、おすすめです。私もこの本を読んで中盤が強くなりました。そして、私は今でも使っています(そして意外と間違えます笑)。
「将棋・ひとめの手筋」という本も手筋を学べる一冊です。こちらの本は部分図の問題が多く易しいので、将棋を始めたばかりで手筋を学びたいという方におすすめです。
大局観
上達するヒント
本の難易度:上級~有段
四間飛車上達法
本の難易度:上級~有段
「上達するヒント」は、羽生さん自身が書いた本でアマチュアの方が指した棋譜を羽生さんが添削するという形式の本になっています。棋譜には様々な戦型のものが使われており、言語化しにくい部分の感覚を羽生さんが教えてくれます。
「四間飛車上達法」は、藤井猛さんが書いた本で四間飛車に特化した感覚を書いた講義形式の本です。今まで考えたことのない発想や考え方が多かったので非常に面白かったです。また、分かりやすいです。
「上達するヒント」「四間飛車上達法」という本は、どちらも技術的なことよりも感覚や大局観を学ぶ本で、どちらも名著と呼ばれています。
また、参考までに将棋YouTuberのクロノさんは、上達するヒントには、高段者になるために必要なことが書いてあると言っていました。
終盤の本
詰将棋
1手詰将棋
本の難易度:入門~初級
3手詰将棋
本の難易度:初級~中級
3手詰ハンドブック
本の難易度:中級~上級
5手詰将棋
本の難易度:中級~上級
5手詰ハンドブック 新版
本の難易度:上級~有段
7手詰将棋
本の難易度:上級~有段
7手詰ハンドブック
本の難易度:有段
9手詰将棋
本の難易度:有段
サクサク解ける 詰将棋練習帳 風の巻
本の難易度:上級~有段
妙手に俗手、駒余りもあり!実戦詰め筋事典
本の難易度:上級~有段
詰将棋は、高橋道雄さんと浦野真彦さんの本が評価が高くおすすめです。
高橋さんの本は、実戦形式、浦野さんの本は、妙手を含んだ無駄のないさっぱりした詰将棋という感じで、高橋さんの本の方が解きやすい問題が多いです。
ただ、上記の本はシリーズも多く、何冊もあるので大変と思われる方も多いと思います。そういう方におすすめなのは、「サクサク解ける 詰将棋練習帳 風の巻」という本で全て3~7手詰の問題集で、5手詰が中心となっています。この本は、詰将棋パラダイスの本なので、難易度は浦野さんの本と同じかそれよりも難しい問題が多いですが、1冊でかなりの詰め筋が網羅されていて良問が多いと思ったので紹介しました。
最後に紹介した「実戦詰め筋事典」という本は、駒余りや同手数で詰む変化等もある実戦そのものの詰将棋問題が出題されており、従来の詰将棋よりも実戦に即した頻出の詰め筋を集めたものになっています。詰将棋以上に実戦に直結するので棋力向上に大きく役立つと思います。
必死
寄せの手筋200
本の難易度:上級~有段
寄せが見える本(基礎編)
本の難易度:中級~有段
寄せが見える本(応用編)
本の難易度:上級~有段
「寄せの手筋200」という本は、私も含め、多くの方の棋書ランキング1位に輝いている本です。最も棋力が向上した本は?と聞かれたら、間違いなくこの本と回答します。それだけ素晴らしい本なのです。特に、中々初段に上がれずに1級で苦しんでいるという方に超おすすめです。
「寄せが見える本」シリーズもかなり評価が高くおすすめです。寄せの手筋200と難易度は被っていますが、寄せの手筋200以上に解説が分かりやすいと評判です(寄せの手筋200より問題数は少ないです。)。ただ、口コミでは解答の位置が分かりにくいことがマイナス評価になっていました。
なので、問題を多く解きたいという方は「寄せの手筋200」を、解説が詳しい本が良いという方は「寄せが見える本」がおすすめです。また、両方を併用するのも良いと思います。私は寄せの手筋200をマスターした後に、書店で寄せが見える本を見ましたが解けない問題もありました。
凌ぎ
凌ぎの手筋200
本の難易度:有段
逃れ将棋
本の難易度:有段
「凌ぎの手筋200」という本は、凌ぎ・受けバージョンの寄せの手筋200です。著者も同じ金子タカシです。難易度は、寄せの手筋200よりも高く有段者向けの本となっています。凌ぎの手筋200では、凌ぎの手筋だけでなく、絶対絶命の局面からの不屈の精神力も養えます。
「逃れ将棋」も似たような本で、合駒をしたり、玉をかわしたりして詰みを防ぐ問題集となっています。凌ぎの手筋200と違う点は、双玉問題がないところです。
2冊とも、少なくとも通常の詰将棋の5手詰、7手詰辺りは解ける方でないと難しいと思います。
囲い崩し
全戦型対応!囲いの破り方
本の難易度:上級~有段
令和版 囲いの破り方
本の難易度:上級~有段
対抗形版 囲いの破り方
本の難易度:上級~有段
美濃崩し200
本の難易度:上級~有段
必修!穴熊戦の絶対手筋105
本の難易度:中級~有段
「囲いの破り方」という本は、全3作あります。全戦型対応!というものは、矢倉、美濃、穴熊、金無双など様々な囲いの崩し方が載っている最もオーソドックスな本です。令和版と対抗系版は、近年登場した戦型の崩し方が紹介されています。令和版では、雁木、角換わり、右玉、横歩取りなどの相居飛車の戦い、対抗系版では、金無双急戦、ミレニアム、超速などの振り飛車戦での囲いの崩し方が書かれています。
「美濃崩し200」は、寄せの手筋200の著者が書いた美濃崩しの専門書で居飛車党の方は必修の本です。この本をマスターすれば、美濃囲いはもう怖くありません。また、振り飛車党の方もこの本を読むことで、美濃囲いの急所を知ることができるので事前に受けるべきか手抜きで戦うべきか正確な判断ができるようになります。居飛車党、振り飛車党どちらも棋力向上間違いなしです。
「必修!穴熊戦の絶対手筋105」という本は、穴熊の崩し方が丁寧に書かれている本です。また、この本は、崩し方だけでなく守り方や次の一手など様々な角度から穴熊崩しを学べます。
因みに、囲いの崩し方の美濃崩しでは、主に相振り飛車での崩し方が多く書かれているので、美濃崩し200の居飛車視点では載っていない崩し方も含まれているので、特にオールラウンダーの方は併用もおすすめです。
総合力・感覚
羽生善治の終盤術〈1〉攻めをつなぐ本
本の難易度:有段~高段
羽生善治の終盤術〈2〉基本だけでここまで出来る
本の難易度:有段
羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本
本の難易度:有段
まとめ
おすすめの本は以上じゃ。
これらの本を参考に棋力向上を目指すと良い。
どうでしたか?
今回は、全ては書ききれないのでおすすめの本のみ厳選して紹介しましたが、この他にもおすすめの本は、たくさんあります。
他の本も知りたいという方は、自分でも色々調べてみてください。
ではまた。
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